やまない雨はない。
でも、うつという雨は長雨です。
幸い、ほんの短期間でお薬をやめられる人もいます。
でも、私も含めて苦しんでいる人をたくさん見てきました。
でも、いつか幸せになって、好きなことができるようになってほしい。これは本当に切実な思い。
あなたは治ったからそんなことが言えるんでしょ?
そうかも知れないけど、今だってぎりぎりのところで戦っている。今だって綱渡りをしている気分になることがある。でも、11年でやっと薬をやめることができた。心なしか指関節のこわばりも和らいだような気がする。体重は劇的に減り始めた(もちろん、今までずっと食事の工夫はしてきたけど、薬の代謝を止める副作用のほうが勝っていた)。
もう戻りたくないんだよ。指のこわばりがないなら、もっとギターだって弾きたい。もう若くないし、人生がそんなに長くないことを知っている年齢だから、やりたいことをやらずに死ねるか。
本当はほかの病気の患者さんと対応に差をつけるのはよろしくないのかも知れないけど、うつ(やその他精神疾患)の患者さんにはなんとか時間を割きたいと思っている。それは医療者としてじゃないかも知れない。だって、笑って帰ってもらうことばかり考えているもん。もちろん、表情を見れば、今日はしんどそうだな、とか、お話しできそうかな、ってそれくらいわかる。YesかNoの質問すらしんどいのもわかる。でも、病院行くのすら迷ったけど、家を出てみてよかったと気持ちが開いている日もある。私にはわかるから、簡単なやり取りから、笑ってくれそうな話題探しまでいろいろやってみる。
薬局だからって別れ際に「おだいじに」なんて言わない。「またおいで」。
薬局の行きつけなんてない方がいいに決まってる。でも、ここは「またおいで」。処方箋なくても気が向いたらおいで。