仕事との距離の置き方(その2)

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20代30代と仕事に明け暮れた。

40代はうつでほぼ空白の時代だった。

その40代後半になって、気付きがあった。うつが好転したからかも知れない。でも、誰かに言われたわけでもなかったと思う。

「若いときに忙しさを言い訳にして諦めたことをそのままやらずに死んでいいのか?」ということだった。

そもそも海外で医療をやりたかった。それなら初志貫徹、医師免許を取る道に進むべきだった。でも、そこからつまずいた。思えば学業成績よりも気力との戦いだった。

自分でいうのもなんだけど、持て余した。

100%順調とは言わないけれど、ごく世間平均から見れば、十分順調だったと思う。

ドラッグストアの店長も調剤薬局の薬剤師も薬局長も…それなりに短期間で形にはなった。もちろん極めたわけではないけど、いつも2年で異動だった。

だから、多彩な経験を積むことができたし、今それをネタに人様の役に立つものを考えられるようになった。

が、しかしだ。それは仕事人としての満足(自己満足に陥らないようにこうして世に出す努力を始めたのではあるが)。

個の自分はどうだ?

やりたかったことはやれたか?

続けたかったことは続けられたか?

どれもYESとは言い難かった。

音楽は子供のころから何かしら続けてきたけど、社会に出てからというもの途端に時間がなくなった。

海外で仕事するための準備はできたか?学生時代英語の成績は優秀で、その勢いに乗って映画は字幕なしで観るようにしていて、英語脳を獲得できたような気になっていたけど、映画自体見る機会がなくなった。

コロナウイルス感染症パンデミックの直前頃、目覚めたんだ。

このまま仕事だけやって、やりたいことをせずに死んでもいいのか?10代の頃、ロック少年だった自分は(今もロック少年だが?)明日死んでも悔いない生き方をするというのがポリシーだった。それはつまり、いつだって真剣に取り組んで手を抜かずやり遂げることだったはずだ。

その精神は仕事にも活かされただろうから、決して失われたわけじゃない。ただ、方向が偏った。

40代後半の一番の変革は語学と絵画、そして遠征。

長くなったので、続きはまた後日。

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